インターナショナルヘルスケアクリニック

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2017.11.17

A型肝炎ワクチン

海外渡航者ワクチン

アメリカではA型肝炎のワクチンが不足している為、感染予防が難しくなっている状況です。
CNNニュースの記事によりますと、アメリカ全域でワンクチン不足が発生しています。
A型肝炎はA型肝炎ウイルスによって発症するもので、汚染している水や氷、野菜や果物、魚介類を摂取する事によって感染します。また、性交渉時に感染する場合もあります。
感染後2~7週間の潜伏期間の後、急な発熱、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気や嘔吐がみられ、さらに数日後には黄疸が現れます。A型肝炎の治療は特別な治療はなく、対処療法と予防接種を行う事が主になっています。この為、A型肝炎の接種を行う事が自身を守る最善の方法だと思います。
さて、本題に戻りますと、アメリカ疾病管理センターはA型肝炎のワクチンは需要に見合っていないと話しています。ミシガン州南東部では495件の感染が確認され、19名が死亡、またカルフォルニア州では644人の方が感染し21名が死亡したと報告を受けています。A型肝炎の感染者が増加傾向にある為、ワクチン不足が発生しているとの事です。
A型肝炎の不足の原因としていくつかの理由が挙げられます。一つ目は2社のみがワクチンの製造の認定が下りていないことです。2つ目は、通常幼い時期にワクチンの接種を行っている為、今回のような感染の拡大が予測出来ていなかったことです。最後の理由は今回の感染はアメリカ国内で通常発症しているA型肝炎の種類ではなく、地中海やトルコ、南アフリカで発症するタイプである事、またワクチンがどのタイプのA型肝炎でも対処でき需要が高まったため、供給が追い付かなくなったのが原因だそうです。
A型肝炎のワクチンは3回の摂取が必要となる為、海外に渡航される予定のある方で、接種を希望される場合、時間の余裕をもって行うと良いでしょう。

参考文献

CNN:
http://edition.cnn.com/2017/11/15/health/hepatitis-a-outbreak-vaccine-shortage/index.html
国立感染症センター(NIID)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/320-hepatitis-a-intro.html
厚生労働省検疫所(FORTH)
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name01.html
東京都感染症情報センター
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/hepatitis-a/