インターナショナルヘルスケアクリニック

インターナショナルヘルスケアクリニック

ブログ

2017.12.18

インターナショナルヘルスケアクリニック:医療搬送 3

医療搬送

前回のブログでは、医療搬送の依頼を受けてから契約までの流れをお伝えしましたが、\n\n今回は契約に承諾して頂いてから、実施までの流れをお伝えしたいと思います。\n\n \n\n医療搬送を行うにあたって、以下の準備が必要になってきます。\n\n1. 現地の空港から日本の空港までの交通手段。\n\n2.    受け入れ先病院の手配。\n\n3. 現在入院している病院から最寄りの空港までの交通手段。\n\n4. 日本の空港から受け入れ先病院までの交通手段。\n\n5.これは必要時のみですが、乗り継ぎが上手く出来ない際の宿泊先の手配。\n\n \n\n一番最初に行うのは、現地から日本までの交通手段、つまり航空券の手配です。 患者様の状態にもよりますが、ストレッチャーでの搬送が必要な場合、エコノミー席で6から8席の席を確保する事が必要となり、ある程度状態が落ち着いている方であればビジネスクラスの手配が必要となってきます。さらに、重症の患者様の場合、医療搬送用の航空機の手配となりますが、専用機の為、費用は割高となります。 航空券の手配の際必要となるのが、前回のブログでもお伝えした医療情報です。先に航空券の仮予約をしてから、依頼主から受け取った診療情報を、当クリニックの医師が確認した後、利用予定の航空会社へ提出します。航空会社に提出した診療情報は、各航空会社の医師が審査を行い、搭乗できるか否かの判断が下されます。航空会社から搭乗許可がおりたら航空券の購入手続きを行います。さらに、航空券の購入時に、酸素ボンベの依頼や通常食の摂取が困難な場合、食事形態の変更など、安心して飛行機に搭乗できる様、様々なリクエストを航空会社に依頼します。\n\n航空券の手配を行い、医療搬送の日程が明確になってきたら、受け入れ先病院の手配を行います。病院の手配を行う際に必要となるのが、診療情報です。 受け入れ先病院の医師は、当クリニックの医師を通じて、患者様の情報を診療情報や私達とメールや電話のやり取りで情報を入手し、受け入れが可能か否かを判断します。また、大きな病院では、通常、入院する際には紹介状が必要となる為、依頼主の方が直接入院の手配を行っても、なかなか受け入れて頂けない場合があります。実際、医療搬送の問い合わせを受けると、「医療搬送は行うが、受け入れ先は自身で探してくださいと言われた」、「病院に問い合わせをしてみたが難しいと言われた」と、話される方が多々いらっしゃいます。当クリニックでは、依頼主の希望も考慮しながら、受け入れ先病院を探しますので、安心して頂けると思います。\n\n次に行うのが、海外の病院から最寄りの空港までの交通手段と日本での最寄りの空港から受け入れ先病院までの交通手段です。現地、そして日本国内の交通手段は通常民間救急会社を利用して行います。その理由は多くの民間救急の会社の場合、ストレッチャーでの搬送が可能であったり、酸素や吸引機などの医療機器を備えているところが多いので、急に体調を崩されても対応が可能である事が利点となってきます。\n\n最後に、これは必要に応じてですが、乗り継ぎが翌日になる場合、その際の宿泊先の手配も行います。\n\n以上が、医療搬送を行う為の準備事項です。\n\nもし、医療搬送が必要でお困りの場合、またはご質問が御座いましたら、遠慮なくお問い合わせください。\n\nお問い合わせ電話番号は03-3501-1330です。\n\n \n\n補足)日本国内の搬送は、搬送される方の状態に応じて、航空機、鉄道、民間救急を利用して行います。\n\n