インターナショナルヘルスケアクリニック

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2025.12.24

寒さは苦手、南国好き看護師~大連搬送

医療搬送

かなりかなりのお久しぶりの更新になってしまいました。

また、私にとっても数年ぶりの投稿になります。

出産を経て細々とお手伝いをしておりますが、やはり独身時代よりは制限が多く、現在は近場のアジア圏の国や国内搬送を時間の調整がつく限り担当しております!

 

さて本日は先日実施致しました、医療搬送につきまして。

私担当ということは…そうです、近場の中国は大連です。

こちらは日系航空会社の日本からの直行便があり、私たちにとってはとっても心強くはあります。

近場といえど、日系航空会社といえど、今回は久しぶりの呼吸器付きのストレッチャー搬送、そして小児患者様。準備は余念なくといいたいのですが、今回も時間はぎりぎりです。

ご入院中の病院の主治医の先生を始め、国際部門のスタッフの方々、病棟の看護師さんたちも協力的でとても助かりました。

当院で請け負う搬送は、患者様の状態を正確に把握するため、できる限り事前に実際病院を訪問させて頂いています。難しい場合はスタッフの方にお願いして、ビデオ通話などで様子を見させていただくこともあります。

実際に目にすることで、書面で頂いた情報よりもより正確に、そして搬送担当の目で患者様の状態を判断することができます。病院で見る医療者からの目線と、搬送中のことを考えながら見る医療者の目線では、同じ患者様を見ていても、少し違いがでます。

 

いつも通りぎりぎりの準備を終えていざ当日。早朝(というか夜中?)の出発にも関わらず、準備万端、主治医の先生もお越し頂き、お見送りしていただきました。

呼吸器の設定は安定しており、必要酸素量も多くないのですが、移動中は慣れたものでなく、当院の準備する呼吸器に付け替えるので、モノが違うと同じ設定は難しく、呼吸状態に影響を及ぼし、その変化は循環動態の変動にも直結するため、かなり慎重に緊張します。

 

大連空港に到着後も、さすが中国!と唸るほどの、かなり大人数でご対応いただき、大きなトラブルなく、無事に現地医療チームとバトンタッチ致しました。

 

お決まりの搬送後のお食事ですが…比較的余裕のあるスケジュールでしたので、こころゆくまで食事を堪能致しました。私はどちらかといえば小食ですので、先生からひたすら何度ももう食べないの!?と聞かれ続けます。ちなみに先生は、10年たっても全く食事量の変わらない、恐ろしい胃袋の持ち主です!