インターナショナルヘルスケアクリニック

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ブログ

2026.3.20

国際医療搬送に携わる中で

医療搬送

かなり久々のブログの書き込みする医師 鷲尾です。

2012年頃から国際医療搬送に携わり気が付けば10年以上も経過しております。私もびっくり!って感じぐらいに年月が経つのが早い!

今回、なぜ久々にブログを自ら書こうと思い立ったのは、あることがきっかけです。それは、クリニックで診療中のお昼休みのこと。いつも通り、お昼ご飯(いつもサンドウィッチを作ってもって行ってます)を食べながらの書類仕事していると、受付に誰かが来られました。ひょいと覗くと、見たことのある方が受付のところで立っておられました。そして思い出しました!私どもが数年前に国際医療搬送させて頂いた患者様が、フラッと当院に来られたのです!!ご挨拶に来てお元気なお姿をみせに来てくれたのです。その方は、まだまだリハビリ中とのことで、またやりたいことができるようにと日々頑張っているとのことでした。別の医療搬送の方ですが、毎年のようにその方の上司が遠い中、クリニックまでご挨拶に来て下さいます。こちらが恐縮してしまうほどにですが、大変うれしく思います。また、移送後の病状を報告して下さる方もいらっしゃいます。

この仕事をしていて、一番にうれしいことは、医療搬送で帰国のお手伝いをさせて頂きた方が、お元気になってご家族と一緒に日々を過ごすことができるようになっていることです。この仕事をしていてよかったと思える瞬間なのです!

国際医療搬送は、医療的なこともさることながら、移動中のいろいろなトラブルが起こることを想定されるため、かなり神経を使います。例えば、患者様を迎えに行くために持ち込んでいる医療機器を取り上げられないかとか(患者様に付き添っている時は心配ないですが、一緒にいない時は怖いです。バッテリーを取り上げられたりしたこともあります)。また、飛行機が遅れたりキャンセルされたりしたときは、どうしよう。。。とかです。持参できる医療機器やバッテリー、酸素などは限られていますので、フライトが遅れたら、酸素が足りない!とかになる可能性もあるからです。なので、いつも平気な顔してポーカーフェイスを保っていますが、私の胃はきりきりと悲鳴を上げることもしばしばです。医療搬送のトラブル想定は、ここで書ききれないほど沢山ありますが、それを超えて行えるのは、それを必要とされている人が実際存在し、それによっていろいろなことが助かる人がいるからかと思います。

実際、国際医療搬送の費用は安いものではありません。その費用を個人が出す場合、クラウドファンディングなどで集める方など、血がにじむ努力で準備される方も多いです。それを踏まえて、私どもは最大限の力で無駄なく安全に行えるようにと日々精進し、国外で入院されている患者様に寄り添い移送までの間も不安が薄らぐようにしています。また、日本には、医師法や医療法などを考慮して医療機関として国際医療搬送を行っているところは少ないです。グローバル社会になってきている中で、日本の国として海外の医療搬送会社に頼ることなく自国でできるようにすべきとも思っています。

だんだん、説教臭くなる?お話になってきたので、このあたりで終了させて頂ければと思います!

今後もこの小さなクリニックが、国際医療搬送を続けることができるように、奮闘したいと思います~

(むっちゃ、字ばかりで面白くなくすいませんでした。。。。。)

 

鷲尾美香