インターナショナルヘルスケアクリニック

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2018.6.27

パプアニューギニアでポリオの感染が確認

海外渡航者ワクチン

パプアニューギニアでポリオが流行しています。18年前にポリオの撲滅を発表したパプアニューギニアで4月に6歳の男の子がポリオに感染したとWHOが発表いたしました。感染者が見つかった地域では、現在症状が出ていない子供達からも同じタイプのウィルスが見つかっており、WHOが正式にポリオの流行を認定致しました。ポリオウイルスの場合、感染しても多くの場合は症状が現れない為、知らない間に免疫が出来てしまいますが、もし手や足に麻痺が現れた場合、その麻痺が一生残ってしまう事があります。 また、特効薬などの確実な治療法がない為、麻痺が出た場合、残された機能を維持するためのリハビリテーションが行われます。日本では生ポリオワクチンの接種により1980年以降は感染者が報告されていませんが、症状が現れない病気である為、海外で感染して国内に持ち込んでいる場合があります。今回のパプアニューギニアの感染したエリアでは61%の子供たちが感染しており、WHOは対策としてポリオワクチンを3回接種するよう推奨しています。また、今回のポリオの国外への感染拡大の可能性は低いとの事です。

参考文献

BBC NEWS

https://www.bbc.com/news/world-asia-44614382

厚生労働省

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html