2025.7.10
白玉看護師~ナミビア~
医療搬送
皆さん、こんにちは。
6月上旬に医療搬送がありましたので皆様にシェア出来たらなと思 います。
今回私が行ってきたのは、ナミビアという国です。
皆さん聞いたことはありますでしょうか、 ちなみに私は知りませんでした。
私と同じく知らなかった方のためにお伝えしておきますと、 ナミビアはアフリカ南西部に位置しており野生動物を見ることが出 来る自然豊かな国です。

晴れの気候が多く日中は過ごしや すいですが寒暖差がすごくあります。また、 乾季が長く冬だと湿度5%以下になることもあるみたいで、 鼻粘膜の乾燥により出血することもあります。 私も滞在中鼻をかむだけで鼻血出てしまいました。 治安もそこまで良いわけではないので夕方あたりになるといくら栄 えている街でも出歩くのは男の人でも危険だとか。
基本、もう一人の看護師と交代に搬送は回しているのですが、 なぜか私のターンになると未知の国へ行くことが多く、 お仕事がメインですが、いろんな景色・ 文化に触れることができていい刺激になっています。
上空からのナミビアの写真と空港下りた時の写真を載せておきます 。


搬送の案件としては、 世界を回って旅をするクルーズ船乗船中に意識消失した患者様です 。 硬膜下血腫と脳出血で最寄りのナミビアへ下船し病院へ運ばれまし たが、 脳外科医がいなく街中の病院まで移動をして治療を受けたようです 。言語の問題や医療の質の違いから今回、 日本へ帰国希望されました。
患者様の症状は安定しており、独歩も可能、 会話もある程度できており、 上空でも酸素を必要とすることなく搬送は終了しました。 現地医師からの退院許可が出ていることと状態安定していることか ら今回は日本の病院へ入院という形ではなく、 外来受診をしてから今後の治療方針を決めていくという形をとりま した。
ナミビアは先生と私にとって初めての国で、 事前に現地の病院や先生の連絡先をもらっていても時差の関係から なかなか患者様の医療情報が得られなく患者様の状態が不鮮明であ ったり、また得られたとしても不十分であることがあるので、 余裕をもって今回は2泊現地に滞在しました。
搬送をするにあたって患者様の情報(前のものや最新のもの) はいくら患者様の見た目が安定していても重要事項になってきます 。 状況によっては患者様と一緒に帰ることが出来ない時もあります。 例えば脳出血発症後2週間しか経っていないのに帰国しようとした り。(航空会社にもよりますが、 疾患や手術によって飛行機搭乗可能開始期間が決まっています。)
なので、 安全に患者様が飛行機に搭乗できる状態なのかを現地でも実際に患 者様を診てかつ不足している医療情報をみて判断をする必要があり ます。
さて、次においしいお話をしましょう。
先程もお話をした通り、ナミビアには動物がたくさんいます。 私たちがカフェに行った時もメニューにインパラのカルパッチョ等 他にも日本には絶対ないカフェのランチメニューがありました。 カフェの雰囲気は日本と変わらないようなテラス席もあるカフェで 、カルパッチョもおしゃれに盛り付けられていました。

アフリカ地域にお仕事や観光で行かれる方、 事前に打っていくことをお勧めいたします。 私たちのクリニックはワクチン取り揃えているので、 ぜひお問い合わせくださいませ。
他国から日本に帰ってきて体調不良の方も点滴等処置( 小児は除きます)が出来ますので来院ください。
暫く暑い日々が続きますが、 熱中症には気を付けてしっかりこまめに少量の塩分・ たくさんの水分を取りましょう!
それではまたのブログで。