インターナショナルヘルスケアクリニック

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2019.3.26

アメリカ東海岸の大学でおたふく風邪が流行

海外医療情報

The city of brotherly love(兄弟愛の町)”のニックネームで知られているアメリカ東海岸の町フィラデルフィアにあるテンプル大学で、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)が流行っているそうです。3月22日のCNN NEWSの記事からの情報です。

テンプル大学では、先月よりおたふく風邪の感染症例が74件報告されているようです。

おたふく風邪は、咳やくしゃみ、会話中に放たれる唾液によって感染し、2~3週間(平均18日前後)の潜伏期間を経て、発熱、頭痛、疲労感や片方又は両方の唾液腺の腫脹などの症状が出ます(感染した約3割は無症状)。そして、怖いのが合併症で、不妊症の原因となる睾丸炎・卵巣炎や、髄膜炎、髄膜脳炎、膵炎、難聴などを起こす場合があることです!

おたふく風邪にかかるのは、主に3歳から6歳までの小児に多く、全体の約60%を占めていますが、他の年齢層でも感染する可能性があります。

その予防でもっとも効果的なものは、麻疹や風疹などの他の感染症と同様に予防接種となります。

日本では、おたふく風邪の予防接種は0歳から7歳児対象の予防接種では任意接種となっており、最低1回、3歳までに発症しなかった場合は2回摂取する事を推奨されています。ワクチンは任意ですので、麻疹や風疹のように必ず接種しているワクチンではありません!!

一度母子手帳に記載されている予防接種の記録を確認されてみては如何でしょうか?

特に海外留学などされる方は、必ず確認をし、渡航前におたふく風邪のワクチン接種もご検討ください。

参考文献

CNN NEWS

https://edition.cnn.com/2019/03/22/health/temple-university-mumps-update-bn/index.html

国立感染症研究所

https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/529-mumps.html

東京都感染症情報センター

http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/mumps/