インターナショナルヘルスケアクリニック

インターナショナルヘルスケアクリニック

ブログ

2019.8.7

夏場のインフルエンザにご用心

国内医療情報

梅雨もそろそろ開ける時期にインフルエンザ?と思われる方も多いかと思います。しかし南半球は季節が逆ですので、通年のインフルエンザ流行シーズンに入っています。また、赤道近くのアジア諸国でも流行が見られ、日本でも、沖縄などではインフルエンザが周期的に夏に流行する傾向にあり(夏と冬の2回流行する)、今年は、九州でこの時期にインフルエンザによる学級閉鎖が出ています。

実はインフルエンザの感染は、冬場に限ったものではありません!

インフルエンザウイルスは、乾燥していて寒い気候を好みます。ですので、なぜ?と思ってしまいますよね。一説には、生活が進歩し、夏の室内はクーラーなどで涼しく空気も乾燥しがちなところに、人々が集まるために流行しているのではないかと、言われています。

インフルエンザを予防する一番の方法は、やはり手洗い・うがいにつきます。

ワクチン接種については、流行する型の関係もあり、絶対に効果があるとは言いきれませんが、接種することも1つの手段です。

余談ですが、海外からの訪日外国人、または帰国された日本人の方で、簡易検査にてインフルエンザ陽性となるケースが、当院でもちょくちょく見受けられています。また、インフルエンザの症状は発熱や関節痛だけでなく、下痢や嘔吐等の症状が見受けられる方もおられます。

海外へ渡航する予定のある方や、日本国内でも特に外国人の方々と接する機会の多い方は、注意が必要です!

 

参考資料;

WHO Surveillance and monitoring updates

https://www.who.int/influenza/surveillance_monitoring/updates/latest_update_GIP_surveillance/en/