インターナショナルヘルスケアクリニック

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2018.10.9

まじめ看護師のボヤキ その2

医療搬送

私共のクリニックは一般内科としての診療を行っているほか、医療搬送というものを行っています。医療搬送とは、患者様を現在入院している病院から別の病院までお連れする仕事です。医療搬送は、ある時は海外の病院から国内の病院まで、またある時は国内病院から海外の病院へと患者様をお連れするのですが、医療搬送の依頼を受けると色々と考えなくてはならないことが頭を悩ませます。なので、当院の場合、医療搬送の依頼を受けてから日を追うごとに考えなくてはならないことが増え、その結果、頭を悩ませている院長の独り言もだんだん多くなり、最終的には独り言を言っている声の大きさも日ごとに大きくなってきます。

では、何がそう悩ますのか。今回は悩ます原因の一つに触れてみたいと思います

今回お話しする悩みの原因は費用です。

医療搬送を行うにあたって、医療搬送の費用は頭を悩まされる課題です。患者様の状態や搬送を行うルート、搬送が行われる時間によっても費用が変わってきます。例えば患者様の状態が安定していれば、ビジネスクラスを利用しての搬送になるのですが、状態があまり良くないとストレッチャーでの搬送となり、エコノミークラスの席を8席くらい必要となり、さらに状態によっては医療用の飛行機をチャーターするようにもなります。もちろん費用もビジネスクラスの利用に比べ後者、特にチャーター機を利用する場合は莫大な金額になってきます。

搬送する患者様が補償費用の制限のない保険に入っている場合は費用に関しては頭を悩ませることはないのですが、補償に制限がある場合、患者様の安全を考慮しつつ、いかに費用を抑えるか、頭を悩ませることになります。

例えば、多くの場合、医療搬送の依頼を受けるころには、多くの患者様は入院から数日または数週間たっている為、入院・治療費がすでに高額になっているとの情報が入ってくる場合があります。この場合、入院費・治療費を考慮しつつ、出来るだけ保険の補償範囲内、すでに保証範囲内を超えている場合でも、患者様やその御家族の負担を出来るだけ少なくなるよう考えながら医療搬送の準備を行っていく事になります。交通費などは必ず必要になってくる費用なので、コストを削るには限界があります。なので、患者様の状態を優先的に考慮しつつ、どこで費用を抑えるか頭を悩ませるわけです。

私共は患者様の状態を優先に考え、医療搬送を計画していくので、費用を抑えるのにもどうしても限界があります。なので、もし渡航先で何かが起こった場合でも、安心してサポートを受けられるよう準備しておきたいと考えていましたら、保険は出来るだけ治療費が無制限の物をえらう事をお勧めします。実際、私共も医療搬送を行う際、0泊や1泊だけの行程でも治療費用無制限の保険を購入して、医療搬送を行っています。